この地、1400年代から200年もの歳月をかけて作られたというから驚きです。そう、明王朝の滅亡までですね。風水学にしたがって、この地が皇帝の眠る場所と定められたそうです。
この十三陵、現在公開されているのが3箇所の陵と神路。中でも一番見ごたえのある定陵へご案内します。定陵は、万暦帝の陵です。こちらは地下宮殿が壮大なことで有名なんです。深さ27メートル、面積1195平方メートルの石造の地下室で、前殿・中殿・後殿・横殿2つの5殿からなる構造となっています。ところで日本ではお賽銭箱などがありますが、中国ではあまりに見かけません。区切られたところへ直接お金を投げ込みます。お金が散乱しているのが少し不思議に感じるかも知れませんが、そういう文化なんですね。そして神路とは、永楽帝の陵墓への参道のこと。約1キロにも及んで整備され、道沿いには3メートル以上もある大きな石獣や石人が立ち並んでいます。墓へ続くこの参道が、神路と名づけられた所以がよくわかります.北京にはたくさんの世界遺産がありますが、ここもとっても見ごたえのある重要スポット。少し遠くて個人では不便な場所なので、是非日本語ガイド付きの安心ツアーで見学してきてくださいね^^